Flowers Index <気になる花たち>

コマクサ
高山植物の女王として有名なコマクサ。
意外にも、標高2500m以上の山なら、比較的よく見ることができます。
ただ、なぜだか鑓・穂高連峰には生息していない。
出身大学の校章のモチーフでもあり、お気に入りの花で、見つけるとついつい撮影してしまいます。
場所によっては、元々の植生を無視しての保護活動?が行われており、危惧される状況もみられます。
ホテイラン
「一生に一度でもホテイランを見た人は幸せになれる。」という言い伝えがあるとかないとか。
私はというと、たぶん何十株ものホテイランを見ているんで、うんと幸せになっていいはずなのですが、実感なしです。
クローズアップで撮影されることが多いため、大きさを勘違いされている方が多いようです。
実際には、草丈15cmくらい、花が2~3cmくらいの小さな花なので、場所を知らないとなかなか見つけられません。


クモマグサ
雲に届きそうな高山に自生することにちなみクモマグサ。
栽培種として流通しているセイヨウクモマグサは色鮮やかですが、日本の自生種は白い花で地味なかんじ。
でもよく見ると丸い花びらと赤いしべがかわいいのでお気に入りです。
北アルプスに分布するとなっていますが、他の花に比べると、開花時期が若干遅いので出会う機会になかなか恵まれません。
私が出会ったのは奥穂高岳、大喰岳、白馬岳。このうち白馬岳では最近見ていない。他には剱岳や御岳にて確認されているようですが、御岳の噴火後の様子は不明。
アズマシロカネソウ
水辺に咲く花の中でも、これだけ流れの中にも生育する花は珍しい。
ミズバショウやリュウキンカのように、結構な急流の中でも生育するので、個体が小さいのに、よく流されてしまわないものと感心してしまう。
うつむき加減に咲く花を覗き込むと、花の大きさからすると大きめのしべがきれいに並んでいて美しい。
日本海側の多雪地帯に生息するとある通り、長野県ではなかなか見られません。新潟県境の小谷村や斑尾高原、秋山郷などには生息しているようです。
